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 読む野球 CD監督落合博満 プロ選手の体づくり 芯を強くする練習を 

2010/04/06 中日新聞朝刊

 体の大きい、小さいはあるが、プロ野球選手はプロ野球選手なりの体が必要だ。今の選手は、おれの現役時代を含めて昔の選手に比べると、体は大きくなっているけれど、体の強さが3歳分ぐらい遅れている。アマチュア時代にウエートトレーニングなどを取り入れているかもしれないが、野球で体をつくっていくという意味からすれば、昔ほどは鍛えられていない。体の芯の強さがないんだと思う。

 足が速い、筋骨隆々、パワーがある、いろいろな触れ込みで選手は入ってくる。しかし、同じ練習をさせても、1年プロにいた選手と比較すると、体力がないというのが現状。昔から言うように、ひと冬越えないと本当のプロ野球選手の練習にはついてこられない。みてくれの大きさはあるが、強さがない。体が強くなる練習を、アマチュアのときにしていないからだ。

 分かりやすい例を挙げたい。うちのチームには、新人の中田亮二という選手がいる。体重は115キロ。今、2軍の試合にも出ていない。何をさせているかというと、レギュラーを目指すためのへばらない体づくりに取り組んでいる。基礎体力がないから、まずは、そこから始めている。

 今年のキャンプは雨が多く、基礎体力の部分での練習をちゃんとしていない。要するに、キャンプでやらなくてはいけない走ること、打つこと、投げることといったすべての練習をしている。体重を減らすのではなく、体脂肪を減らさなくてはいけないんだ。プロの練習についていくことができ、ちゃんと動くことができれば、体重が115キロ、120キロあってもいい。最初から代打でいいと思って、プロに入ってきたわけじゃないだろう。シーズンを戦い抜くには、それなりの体力がないと長持ちしない。

 おれは現役時代、ウエートトレーニングはやらなかった。ランニングから始まって、野球で体をつくっていった。ウサギとカメじゃないけれど、地道にこつこつ。プロ入団時、体重は77キロだった。これじゃ打球が飛ばないと思い、一日5食で10キロ増やした。一試合を終えれば、2キロは確実に減った。減ったものを増やさなければいけないという食事は、半端なもんじゃない。丼飯何杯なんて、お米ばかり食べたくなくなる。米粒よりも、おかずをたくさん食べた。それもつらいものだ。

 体重が増えれば、体の弱い部分に負担がかかる。アキレスけん、腰、ひざを悪くし、ずっと悩まされ続けたが、周囲には漏らさなかった。そんなこと言っても、何の得にもならない。それを言い訳にできる世界じゃないからな。それで、現役を引退してからは、本塁打を打たなくてもいいから体重を入団時に戻した。必要に応じて増やしたものは、必要に応じて減らす。どうやって減らしたかというと、動かなければ食べなきゃいい。食べて増やしたんだから、食べずに減らした。

 太っている選手にやせろとは言わないし、やせている選手に太れとも言わない。大切なのは自分に合った体づくり。何のために、どうするのか、しっかり考えて取り組まなくてはいけない。




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 読む野球 CD監督落合博満 開幕スタメン 戦力底上げ選択に幅 

2010/03/30 中日新聞朝刊


 開幕3連戦が終わった。結果がいいとか悪いとかではなく、これはペナントレース144試合のうちの3試合。今年の場合はとりわけ開幕の1戦目が、これまで以上に意義深い日になった。元気な選手を使う。この言葉はこれまでずっと言い続けてきた。それを監督になって7年目で初めて、実行することができたのだから。

 荒木のけがのことを言っている。おそらく昨年なら、開幕スタメンで起用していた。今までなら少しぐらい痛くても無理をさせたが、今年はそうはしなかった。心身ともに万全でなければ、周りに迷惑がかかるし、自分だけの問題ではなくなる。荒木にとってもこの状況におかれたことは勉強になったと思うし、プラス材料になったはず。

 けがが治って試合に出られるようになれば、おそらくもう、最後まで休むことはないだろう。荒木だけではない。今、けがで出遅れている選手は必ず必要になるし、全員を使い切らなければペナントレースは戦いきれない。

 なぜ、無理に出場させなかったかというと、昨年、一昨年からすれば、戦力として考えていなかった選手の底上げができたからだ。それぞれのポジションの選手を、どこにどうやって組み合わせていけばいいかというパターンが、増えたことが大きい。

 1週間前の23日に、2010年開幕メンバー28人を登録した。この28人を選ぶのも2通りある。メンバーがそろわなくて人数合わせの28人と、誰をふるい落とすかの28人。今年の28人は、結構頭を悩ませた28人になった。この作業はキャンプのときからずっとやってきた。残しておきたかったと思う選手は何人もいる。何かことが起きれば、代役としてグラウンドに立てる選手は、昨年よりも多くなったんだ。

 そこでもうひとつ考えていかなければいけないのは、その彼らに代わっていける選手をファームで育成していかなくてはいけないってこと。いわば第2の主力。次世代を担う選手をつくり上げていく年回りでもあると考える。その選手を育てるために、ファームは全試合負けてもいいと思っている。いろいろな例えがあるけれど、リレーで言えば次は誰にバトンを渡すのか考えなくてはいけない時期にある。

 開幕投手になった吉見。開幕スタメンに名を連ねた野手。どれだけ実績があろうが、スタートラインに立てなければ、名前は書き込まれない。彼らはスタートラインに立ったものだけに与えられるある種の権利を得たといえよう。日本のプロ野球には12人の監督がいる。いろいろなタイプの監督がいると思うが、おれはあえて開幕投手、開幕スタメンをはじめ、シーズンの構想を言わない。それが、このプロ野球界で生きてきた答えだ。

 開幕投手は誰だ、開幕スタメンは誰だとか早々と予想したり、自分で思い描くメンバーを夢見たりするのは、責任のない人ができること。チームを預かっている人間にしか分からないことはたくさんある。シーズンの構想は持っている。それが崩れたときに、臨機応変に対応する。調子の悪い選手やけがをした選手が出てくると、そのポジションを引き継ぐ誰かが出てくる。けがをして休ませて、また出てくる。順繰りになっていく方が、シーズン144試合を戦いやすい。


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 読む野球 CD監督落合博満 オープン戦 シーズンへの練習台 

2010/03/23 中日新聞朝刊


 シーズン開幕に向けた準備の自主トレ、キャンプに続き、21日でオープン戦もすべてが終わった。19日からのナゴヤドームでのヤクルト3連戦は、それまでとは明らかに違う布陣を敷いた。

 今季の当初からの構想通り、二遊間はずっと遊撃手荒木、二塁手井端を起用してきた。しかし、荒木のけがの状態を考えて、中堅手で出場してきたセサルを二塁手、井端は遊撃手で先発オーダーを組んだ。

 基本になるのはあくまでも、荒木がショートで井端がセカンド。もちろん一時的なことと考えてもらえばいい。しかし、何かあったら井端がショートを守ることもあり得るんだ、何かに備えて動けるだけの態勢をとっておくんだ、という例を示した。1軍でプレーできるメンバーは28人。このうち野手は15人で残り13人は投手になる。野手は15人しかいないんだ。その中から使うなら、元気な選手を使うって。

 オープン戦だけの結果を見て、レギュラーの打撃成績がよくないと思われるかもしれないが、レギュラーはオープン戦で結果は出さなくてもいい。キャンプ、オープン戦でうまく仕上げるのではなく、どうやって乗り切って開幕日を迎えるか、なんだ。歌の歌詞にもあるでしょ。けいこが不足していても、幕は待ってくれないっていうのが。いくら準備不足でも、今年の開幕は3月26日と決まっている。

 シーズンが開幕し、その雰囲気の中にポッと入ったら、今年はどんな成績を残せるかなんて考える余裕はなくなる。始まってしまえば、それまでに抱いた不安、打てるか打てないか、もしかしたら1本も本塁打が打てないんじゃないかなんて思いは、みんな忘れる。行き着く先は最低でも、このぐらいの数字を残すという力はある。それが頭に描いている数字より少し高いか低いかだけ。

 ホームランバッターは、シーズンの本塁打がゼロで終わるなんて思っていないよ。そんなことあるはずがないと思っている。けがをしたときは別。年間30本、40本ホームランを打てる打者が、1本も打てなかったなんてことはないんだから。シーズン144勝したチームもないし、144敗したチームもない。10割打った打者もいないんだからな。

 お金を払って試合を見に来てくれるファンもいるのだけれど、オープン戦は勝った負けたは関係ない。シーズンのための練習台。もちろん相手チームも練習台にしているんだ。この19試合で、ベンチから出したサインは数えるほどしかない。そのうちの二つが森野のバント。本人がバントの練習をしたいっていうから、やらせたんだ。17日の横浜戦と18日の巨人戦。横浜戦は一回無死で荒木が安打。セサルは打ってアウトになり1死一塁の場面で送りバントの練習。巨人戦は七回1死満塁で相手は左投手。状況からすればスクイズになるが、これもバントの練習になった。

 キャンプだけでは分からないことがある。さまざまな状況があって、そこで何ができて何ができないか、2軍に落ちていく選手でもこのぐらいのことはできるんだ、そういった試合でなければ分からないことが、どんどんインプットされていくんだよ。


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 読む野球 CD監督落合博満 2軍選手の立場 自らチャンスつかめ 

2010/03/16 中日新聞朝刊


 プロ野球界は大変なところなんだろうなと、この世界に入ったときに思った。今から30年以上も前のこと。入る全員がレギュラーを目指すわけで、代打だけ、代走だけ、守備要員だけ、中継ぎだけなんて考える選手は一人もいない。みんなエースや4番を狙っているんだ。おれもそう思って入った。

 当時、意中の球団ではないからとドラフトで指名されても入団しない選手が結構いたが、25歳をすぎていたし、自分で進路を選べるような選手ではなかった。まずはプロ野球界に入らないことには、どうしようもなかった。必要としてくれるならどこでもと思った。

 選手には二通りある。どこかのポジションがあいているとか、急にけが人が出たとかで、まずは代打、代走、守備固めで使ってもらえる選手と、入ったときから主力にしようとされる選手。おれはどっちかというと、ある程度は期待はされていたが、人数合わせ。同じ土俵には上がったが、チャンスはそうそうは転がってはいなかった。そういう選手は、2軍戦で本塁打を打たないと1軍に上がれない。投手にしたって、2軍で抑えて初めて1軍で使ってもらえる。年齢のこともあったし、3年がメドかなという気持ちだった。

 プロ2年目のこと。今は思い出話として振り返ることができる。当時のロッテの監督は、昨年亡くなった元中日監督でもある山内一弘さん。打撃を教えてもらったが、教えてもらえばもらうほど、打球が飛ばなくなった。「監督の言っていることは僕にはよくわかりません。自分のやりたいようにやります」と言ったら、2軍戦約20試合で10本以上本塁打を打ち、打率も4割ぐらいあったが、1軍には上げてもらえなかった。

 その後、当時の球団代表が推薦してくれて1軍に上がった。それでも数試合は使ってもらえなかった。出番は負け試合の近鉄戦で、投手は鈴木啓示さん。初球を左中間に本塁打した。ワンチャンスを生かしたんだ。ここで運をつかんだのかもしれないし、目に留まったのかもしれない。

 教えてもらえば必ず、うまくなるってもんでもない。今にして思うと、1軍で何年かプレーしているうちに、ああ山内さんはこういうことを言っていたんだなと思えるようになった。ちゃんと頭で理解できるのは何年もかかる。こっちが未熟だったってこと。自分の技術に、教えてもらったことを取り入れたり、やめたり。それには時間がかかるんだよ。

 選手はどうしても、今、言われたことをすぐにやらなきゃいけないと思ってしまう。コーチを利用すればいい。教える側は、毎日言うことが変わったら困る。一貫性が必要。100人いれば100人とも言い回しは違う。たまに来る人は勝手に話して勝手に帰って行く。教える方にも責任はある。おれだって2軍からこつこつこつこつやって、20年プレーしたんだ。

 チャンスをつかむ、与えられる。運を持っている、運がない。選手はみんなそれぞれなんだ。例えば1軍のレギュラーが全員そろい、代打、代走、守備要員もすべて決まっているとする。たまたまけが人が出て、あきができた。そのときに、自分の力を発揮できるコンディションづくりは、とても大切なこと。自分の調子がいいときにあきがない、あきができたときに下降気味では何ともならない。いつお呼びがかかってもいいように、2軍の選手は1軍選手以上に体調管理が必要になる。

 今のプロ野球界は選手の平均寿命が6、7年と言われる。中には15年、20年やっている選手もいるし、平均以下でユニホームを脱ぐ選手もいっぱいいる。2軍選手は一番、ユニホームを脱がされる可能性が高い。力が発揮できないなら、新しい選手に切り替える。そういうポジションにいるんだ。ドラフト上位で入団したから、何年間は大丈夫だなんて考え方は頭から外さなくてはいけない。技術が劣っていたら、休んでいる暇はないだろう。自分でチャンスをつかみ損ねたら、この世界から消えちゃうんだよ。



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 読む野球 CD監督落合博満 開幕1軍28人 見極め『一枚の絵』に 

2010/03/09 中日新聞朝刊


 オープン戦は残り11試合になった。今は、試験をしている最中。レギュラーと、これからレギュラーを取ろうとする選手では、置かれた立場が違う。開幕で1軍入りする28人の選手を決めるのは、開幕3日前の23日。28人をどこにどうやってはめ込んで、一枚の絵にするか、それを見ながら競争させている。

 それぞれのチームの監督によって、何を基準にするのか考え方は違うし、通信簿の項目はいろいろある。サインを出して動かすことも一つの手ではあるが、監督が邪魔をせずに何もサインを出さないってことも、通信簿の項目の一つ。今は自由にさせておいて、いいんじゃないかな。 その例を挙げる。2月28日のロッテ戦。同点の七回無死一塁で左打者の大島。相手は左投手。左投手にどういう対応をするか見たかった。大島はセーフティーバントをした。結果、走者は進み、相手の失策で大島も生きた。まさかバントをするとは思っていなかった。自分で考えてやったこと。そうやって考えるだけでいい。シーズン中は、そういうわけにはいかない。ベンチからサインが出るわけだから。

 打席でのカウントが、ボール3になる場合がある。このカウントではおそらく、相手バッテリーは次はストライクを取りにくることが多い。ここでそれを打ちにいけるのは、本塁打にできる打者だといわれるが、シーズン中それ以外の打者に「ここで打つな」のサインが出るとは限らない。そのときの状況で、どうすれば点が取りやすいかを考えるからな。今はボール3になっても、自由に打たせている。今の段階では、1球でも余分にバットを振らせた方がいいと思う。

 選手は内容と結果で点数をつけられる。そして当落が決まるわけだが、体が思うように動かなくて力が出せない、では困る。これも採点の一つなんだよ。同じことができる選手が3、4人いたら、その中から1人を選ぶにはどうするか。一枚の絵を完成させるためには、余ってもいけないし、足りなくてもいけない。選手は必死。必死じゃない選手は1人もいない。こっちも必死になって見ている。

 2軍も教育リーグというオープン戦を戦っている。雨が多くてなかなか試合ができないが、それも運なんだよ。1軍にいるメンバーは新しい戦力で、自分の手元において、その力を見極めているところ。教育リーグのメンバーは入団して何年もたっているから、置かれた立場は分かっているはずだし、分からなくてはいけない。それが分からなければ、この雨はとっても痛いと思うだろうし、分かっていれば、大した影響はないと考えるんじゃないの。

 投手については、どこかが痛いと言わなければ試合要員。痛いって言っただけでメンバーから外れる。構想はあってもその通りにはいかない。けがした、間に合わない、どうしようなんて考えない。不測の事態を想定しながらチームをつくっていく。23日に提出するメンバーは、どんな顔ぶれになるのかは、想像もつかないよ。



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